広島県広島市安佐南区の産婦人科医院。産科・婦人科・出産・不妊治療・人工授精・育児相談・卵巣がん・乳がん。

舛本産婦人科医院 広島市安佐南区相田2丁目7-22 TEL:082-878-1111
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不妊治療

受診のしかた    不妊スクリーニング検査    不妊治療の3ステップ

受診のしかた

受診の流れ
●まず、次の点を教えて下さい。
1 妊娠と分娩に備えて知識を得たい(同時に婦人科的な診察を受けておきたい)。
2 生活設計、年齢などを考え、今すぐにではないが将来は子どもが欲しい。どこか悪いところは無いか(子どもができにくいのに避妊しているのではないか)。
3 子どもが欲しいのになかなか妊娠しないので、検査して欲しい。その上で妊娠しやすいようにアドバイスが欲しい(すぐに治療はしたくない)。
4 必要であれば積極的に治療を受けたい。その場合、気になる事(費用、痛み、必要以上の治療(操作)、夫以外に知られる事)。
●上記1以外の方へ、以下の事をお聞き致しますので、調べて来て下さい。
あるいは基礎体温を1〜2周期調べてから受診・来診されても結構です。

1 結婚の時期、不妊期間
2

ご主人について
(1)仕事、体格、ストレス(時間的、神経的、身体的疲労)
(2)アレルギー:薬物
(3)既往症:性感染症(特に淋病、クラミジア)、結核、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、長期 の発熱、睾丸炎、副睾丸炎、膀胱炎、事故

3 奥様について
(1)身長、体重、アレルギー
(2)既往症:性感染症(特に淋病、クラミジア)、結核、流行性耳下腺炎、虫垂炎、子宮内膜症、 筋腫、卵巣嚢腫
(3)月経に関して:初潮、1年間の順不調(25〜35日周期)、月経痛、3回前の月経からの月日
4 現症:不正出血、帯下、掻痒、腫瘤の有無、性交障害
●婦人科的な一般検査を致します(カッコ内は必要であれば)。
・内診、経膣超音波診、(クラミジア)、がん検診、内膜症、(CA125)、(ウイルス肝炎)
●検査の結果をお話し致します。
コーディネータが「妊娠の成立・不妊の調べ方・不妊治療」についてのビデオを用い、補足をしながら説明致します。個人的な心配事や悩み事もご遠慮無くご相談下さい。決してあなた以外には漏らしません。
●検査をする事になれば、基礎体温をとりながら、次周期よりタイミング良く検査を行います。
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不妊スクリーニング検査

不妊症の治療は画一的では無く、個々の不妊因子に対応した治療の選択が必要です。不妊症は大きく分けても10あまりの原因が考えられます。したがって原因の検索は極めて重要であり、複数の不妊因子が存在する事も少なくありません。検査期間は2周期を要し、 4〜6回来院して頂く事になります。
検査の種類
●1.婦人科一般検診
1 内診・TV・経膣超音波検査(USG)、子宮がん検診、感染症
2 TV・経膣超音波検査(USG):子宮筋腫、卵巣チョコレート嚢腫、子宮内膜増殖期・分泌期
●2.基礎体温:低温期と高温期の温度差は0.3度以上
1 低温期:12〜18日間
2 最終低温日を入れて3日以内に排卵する
3 高温期持続は12日以上
●3.ホルモン値の測定:基礎体温を参考にして
1 LH(黄体形成ホルモン)
2 FSH(卵胞刺激ホルモン)
3 PRL(プロラクチン=乳汁分泌ホルモン)
4 E2(エストラジオール=卵胞ホルモン)
5 T(テストステロン=男性ホルモン)
6 P4(プロゲステロン=黄体ホルモン)
●4.子宮卵管造影
1 子宮腔の形状・卵管の通過性
2

卵管采周囲癒着の有無

●5.頚管粘液検査とフーナーテスト
1 精子は排卵日周辺で頚管粘液が存在する時だけ進入が可能です。さらに抗精子抗体の影響、子宮後屈、精子の数だけで無く、奇形率、運動精子率、直進率など。
●6.精液検査
1 不良の時、精子膨化試験(Hypoosmotic Swelling Test)、また培養・洗浄・濃縮して精子液を作製し、改善度を調べ、自然性交で良いか、人工授精(AIH)が必要か、体外受精(IVF) か、卵細胞質内精子注入法(顕微受精:ICSI)かを調べます。
●7.その他
1 ヒステロファイバー
スクリーニング検査の施行時期
●月経
1 ホルモン測定:FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン、PRL(プロラクチン=乳汁分泌ホルモン)、E2(エストラジオール=卵胞ホルモン)、T(テストステロン=男性ホルモン)
●低温期
1 子宮、卵管:通気、子宮卵管造影
2 その他:卵管通過性、骨盤内癒着、多嚢胞性卵巣症候群(PCO(S))
●排卵周期
1 ホルモン測定:尿中(血中)、LH(黄体形成ホルモン)、E2(エストラジオール=卵胞ホルモン)
2 エコー:卵胞のモニター
3 相性:フーナーテスト
●高温期
1 ホルモン測定:Progesterone(プロゲステロン=黄体ホルモン)
2 エコー:子宮内膜のモニター
3 その他:黄体化未破裂卵胞(LUF)
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不妊治療の3ステップ(治療の進め方)

1989年の不妊症治療の開始以来、一貫して行ってきた方法ですが、まず、スクリーニング検査をして心配な結果が出れば、検査を追加して原因治療ができれば先に行います。

一方、異常が認められなかったり、検査の結果予想される不妊因子が確固たるもので無い時には、一定の基準を設けて、身体的・経済的な負担の少ない方法から妊娠成立に至るように行う事が重要です。

ただし、女性は年齢と共に妊娠する確率は確実に減少するので、35才以上の高齢者や、排卵障害・排卵誘発既往・人工授精(AIH)の既往・子宮筋腫・子宮内膜症・免疫性不妊がある時など、ステップ1に留まらず、2または3へ移行する事が大切です。

第1
ステップ
(1)不妊検査:子宮卵管撮影は、妊娠率を高める可能性があります。
(2)基礎体温から排卵日を推定:漢方薬まで、原則的に排卵誘発は致しません。
(3)自然性交
第2
ステップ
(1)卵胞刺激、排卵刺激、黄体刺激
(2)基礎体温・尿中LH・卵胞計測など排卵チェック 
第3
ステップ
配偶者間人工授精(AIH/enhanced AIH)
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