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不妊症では決定的な原因が判明するよりも、弱点として疑うような状況が重なっている場合に多く遭遇致します。また、治療の実際において原因と思われる治療(例えば排卵や、卵管疎通性の治療)には成功しても、妊娠の成立にすぐには至らない傾向があり、その時に改めてご夫婦の状態を見直す事もしばしばです。 したがって、奥様が不妊症でスクリーニング検査を受けられる時には、ご主人も是非協力して精液検査をして下さい。男性不妊の不妊全体に占める割合は約40%とされています。
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男性不妊の診断 |
通常、精液検査を行う事から始めます。 |
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所定の器具をお渡し致しますので、3〜5日性交が無い状態でご自宅で採取し、持参して頂きます。 |
| 問診表 |
●一般生活
・仕事:心身のストレス・疲れ・熱性・時間的困難性・満足感
・性交:性欲減少・満足感の減退・性交障害 |
●既往症
・流行性耳下腺炎
・高熱疾患後の睾丸炎
・肺結核・結核性副精巣炎
・停留睾丸 ・睾丸萎縮
・性感染症(STD):梅毒、淋疾、クラミジア、陰嚢水腫、精索静脈瘤 |
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| 正常値 |
・精液量:2.0ml以上
・精子数:2,000以上
・運動率:50%以上
・奇形率:20%以下(50%とする人もいます。)
・運動活性率(※1):30マイクロm/sec
・総正常精子数(※2):4,000以上
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(※1)当院ではライナーと呼んでいました。現在、高速直進精子と呼ばれています。
(※2)精子液を作製する時、精子採取率を考慮する必要があるので、計算しています。
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| 1 |
正常値の時:性交機能障害は無いか
あり:逆行性射精、インポテンツ
無し:奥様を見直す
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| 2 |
運動率の低下:尿路感染症
あり:副性器の炎症
無し:精索静脈瘤または特発性造精障害は無いか
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| 3 |
乏精子:精索静脈瘤
無し:特発性造精障害
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| 4 |
無精子の時:精巣萎縮
あり:染色体検査(異常なしであれば特発性)
無し:精管造影で異常があり、生検で異常無しであれば精子路通過障害
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男性不妊の病因 |
| 造精機能障害 |
精祖先細胞から精子が出来てくる途中の障害で、男性不妊の約90%です。しかもその多くは原因である基礎疾患が明らかでなく、特発性と呼ばれ、70%を占めます。 |
| 輸送路通過障害 |
精巣上体の発育不全や炎症後。また、ヘルニアや停留精巣の術後。 |
| 副性器障害 |
精嚢・前立腺の炎症 |
| 性機能不全 |
逆行性射精・射精障害・性交障害 |
| 精子異常 |
形態異常・機能異常 |
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